遠出の忘備録

茫洋と行きたいところに行くだけ

オーストリア記(2−1)

f:id:electroncitron:20180901071726j:plain

2日目

1)朝7時YH出発
2)Wien Hauptbahnhof(ウィーン中央駅)からBad Blumauへ ←イマココ
3)Bad Blumau泊

 

一晩中扇風機が廻るユースホステルの夜が明け、完全に寝たりない早朝。
アラームが鳴る前に目が覚め、起きる。
昨夜は6人ベッドの向かいの女子が、夜半に寝言で何事か叫びまた寝た。
身支度をしている間に、1人起き、トイレに行き、また寝、また1人起き、トイレに行き、また寝た。
6人のうち、わたしとMさんは日本人(Mさんは中国人と日本人のハーフ)、他2人はアメリカ人(とてもフレンドリー)、あとの2人はわからない。
わたしの上のベッドの女子はぱんつだけの格好で、大胆に寝ていた。
みんな強い。

 

荷物をまとめて、1階へ行き、チェックアウト。
庭を見てから出ようと思っていたのに、すっかり忘れて、トラムの駅まで。

乗り方がわからないので、駅にいた人に訊くと、ここには販売機がないからドライバーから直接買えると思う、でも買えなかったらもう一駅先の販売機で買えばいい、と教えてくれる。


ドライバーから買えた。
€2.60だったかな。

 

Wien Hauptbahnhof(ウィーン中央駅)へ。
早めに着いて朝食を。
駅の構内にカフェがあったので、朝の通勤客のなか紛れ込む。

 

デカフェと、スイスチーズと林檎のサンドイッチ。
うまい。
€5ぐらい。
睡眠不足で何か数字が全く頭に入らないという現象、これから乗る電車の時刻とプラットフォームの番号を何度も確認する羽目に。
1人でたべていると、おじさんが相席していいかと訊くからOK、向かい合って少し気まずい。
背後で日本人男子二人組の日本語の笑い声が聞こえる。
おじさんはさっさとたべて、「またね」といって去った。
挨拶をして去るところがいい感じ。
真似しよう。

 

ぼんやりしていたらあっという間に電車の時刻15分前に。
トイレに行こうと思ったけど、その前に車内でたべるおべんとうを買わないと。
アップルシュトゥルーデル買う。
(……これが後ににわたしを救うことになるのであった……)

余裕で時間を潰していたはずが、慌ててプラットフォームに駆け込むことになり、自分のノロさを呪う。(←洒落以上の意味が込められている)

 

electroncitron.hatenablog.com

 

electroncitron.hatenablog.com

 

行程は上記の過去ログを参照してください。

 

どきどきしていた8分の乗り継ぎは、かぎあみさん+ÖBBのスタッフの助言通り、全く滞りなく3分ほどで完了。

 

 

ここからは山のなかを進みます。

 

 

約2時間、山のなかを走り抜ける電車。
怖いくらい山のなかでした。

 

 

そして…

 

 

つ、着いた〜。

(続く…長いです)

オーストリア記(1)

f:id:electroncitron:20180830051732j:plain

 

 

1日目

1)ロンドンからウィーンへ
2)Wien Westbahnhof のユースホステル

 

ウィーン国際空港から市内までの行き方

行きはWien Westbahnhof(駅)まで直通のバスで。
(帰りは地下鉄で ← その方が安いので)
その晩泊まるユースホステルがWien Westbahnhofにあるから便利。
Vienna Airport Lineというバス(バス停は空港前にあるのですぐわかる)で、Wien Westbahnhofまで(終点)。
チケットはドライバーから直接買う(€8)。

 

オーストリアは比較的秩序立って物事が進む国らしく、電車もバスもトラムも全て時刻表通り、スタッフのカスタマーサービスもとてもきれい。

 

空港からWien Westbahnhofまでは45分ぐらい。
ちなみに、空港内のインフォメーションで、市内の地図や交通機関の路線図なども事前に入手しました。

街の第一印象は特になし。
欧州の都市はどこもよく似ている。
ウィーンというと高貴なイメージがあるけど、そうでもなさそう。
安全な街というのだけはすぐわかった。

 

その日のホステルは Vienna Hostel Ruthensteiner

 

ウィーンの物価は高いので、6人部屋(女子のみ)で€27。
でも、スタッフもフレンドリーで、清潔できれいなよいYH。
ただ、この日は気温30度超え、クーラーのない室内は扇風機フル活動、生温かい風が室内をゆるく回るだけで、寝苦しかった。

6人部屋に入ったら、誰もいない。
着いたのが21時ごろだったので、ロンドンから持って来たプラムやクリスプスをたべて、汗をかいたのでシャワー。
バスルームを出たら、オリエンタルの子がいたので挨拶すると、彼女も日本人だった!
うれしい!!!
ホステル内のバーで飲もうと誘って、ビール。
彼女は1人で3週間かけて欧州を巡り、このオーストリアが最終地点だといっていた。
旅行が進むにつれ、あまり感動がなくなってきたといっていたけど、すごくよくわかる。
現地に行かなくてもきれいな写真が簡単に、いくつも、見たいだけ見られる世の中だから、写真から創られたイメージのほうが実物の街よりきれいだったりして、がっかりすることもある。
彼女は日本に帰ったら、結婚したばかりのタイ人の夫の住むバンコクへ移住するといっていた。
その人生の変化がモーレツにうらやましい!
飲みながら何度もうらやましいと連呼してしまう。
テーブル叩いて。
そして、新しい人生が始まる前に、1人で旅行をする彼女はすてきだな、と思った。

このYHのバーは若者がひしめく活気のあるバーで、オススメです。
自分がオープンであれば、いろいろな国籍の友人ができそうな場だと思います。

 

このYHは庭がきれいみたいだったけど、夜遅く着いて、朝早く出たので、庭という存在をすっかり忘れて未見。

ワイト島(7)

f:id:electroncitron:20180829041142j:plain

 

3日目

1)Totland Bayで朝食
2)The Needlesでチェアリフト
3)Yarmouthで昼食
4)ロンドンへ帰る

 

2日目に気に入った食堂へ、小雨が降る冷たい朝の空気のなか、休み休みTotland Bayに向かう。
雨脚が強くなったら、木の下や屋根の庇で雨宿り。
その間、すれ違う人はみんな「ハロー!」と行って通り過ぎる。
わたしも「ハロー」という。
3日目は一気に気温が下がって、その差10度。
30度以上あったから、半袖やノースリーブをスーツケースに入れてきたけど、英国の天気を知っているので、レギンスと長袖防水ジャケットも押し込んできたのは正解。

教訓:どんなに暑い気候でも、英国では、レギンス・長袖ジャケット、カーデガン、カットソーなどを持参すべし。

 

トットランドベイに着くと、YHで少し話した家族が海で泳いでいた。

 

わたしが「冷たくないの!?」と大声で訊くと、「冷たくないよー!」との返事。
いや、絶対に冷たいのではないでしょうか???
外は17度。
そして、推定10歳の少年は「入ってこいよ〜」という2人を傍観、なかなか入ろうとしない。寒いもんねw

 

 

朝から油でヘビーな朝ごはん。
一人前を食べる根性がなかったので、子どもサイズを頼む。
スカンピ(海老の揚げ物)とチップス、グリンピース。
まあまあ。
チップスにはたくさんビネガーを振りかけていただきます。
タルタルソースはスカンピに。

 

続きを読む

ワイト島(6)

f:id:electroncitron:20180817023114j:plain

2日目

行動
1)朝ごはん
2)BrightstoneからTotlandまでバスで移動
3)2番目のユースホステル
4)お昼ごはん
5)海へ
6)夜ごはん
7)寝る

Brightstoneのユースホステルで起きる。
朝食は付いていないので、持参したおみそ汁のパック、プラム、カスタードクリームのどら焼き(ロンドンの和菓子屋さんで働いている友人がくれたもの)、というわけのわからない食事だったけど、どれもおいしい。
林檎の樹の下で、落ちている林檎を踏まないようして座って朝食。

寒くもなく暑くもないベストな気候。

管理人のおばさん一同(彼女のいとこ夫婦も泊まっていた)も町に行くので、一緒に車でTotlandに連れていってくれるという。
最初はありがたくオファーに乗ったけれども、でも、わたしはひとりのほうが気が楽なので、正直にそういって、お断りした。
前はこういう厚意を断ることが出来なかったけれど、最近できるようになった。
自分が何をしたいのか自分で知っているので、それにそぐわなければシンプルに手放せるようになった。
前は「ラッキー感」というか「旅の運」というか、そういうことで旅行に華を添えたかったけれど、別に外国人の友人が欲しいわけでも、誰かに世話して欲しいわけでもないので、ひとりで行く。
(でも、管理人のおばさん+いとこ夫婦といっぱいお話して、仲良くなりました)

単独行動でいいのは、ひとりということで、また誰か未知のひとと出逢いやすくなるということ。

バス停でバスを待つ間には、

茅葺き屋根に住んでいる女性と実際におしゃべりができたし、
バスのなかでも、知らないひととバスのルートについて話すことができた。

未知のひととのたわいもないおしゃべりが とてもすき。
もう2度と会うこともない人々と、地球の上のある地点の、ある時間に、偶然逢って、目を見て話す。
本当に不思議なんだけど、わたしがこの社交性を発揮するのは「旅行している時だけ」。
岸政彦もそんなふうに書いていたような。
旅行の自由さがわたしを自由にさせる、ということなのかな。

Totlandのユースホステルに着いて、ロンドンで電話やメールでやり取りをしていたボブと初めて顔を合わせる。このYHのオーナーで、大きい犬を飼っている。
11時半ごろに着いたので、掃除の時間だったんだけど、事前にお願いしておいた通り先に部屋に入らせてもらって荷ほどきをして、昼食をたべに。

 

続きを読む

ワイト島(5)

f:id:electroncitron:20180813070316j:plain

ロンドンから2時間ほどで行ける島、往復£60で行けてしまうのだ。
ここは、どことなく漂う上品さ、優雅さ、でもかわいさも備えていて、人はやさしく親切で、のんき、道ですれ違うときに「こんにちは」という、温かい雰囲気の島だった。
定年退職後に移住する島として有名だからか、老人が多い。
バス停でバスを待っていると、いろいろな人が話しかけてくる。
なにしろ、白人しかいないような島なのだ。
東洋人がいれば「どこから来たの?」という好奇心も湧くようなのだ。

1日目

London Waterloo → Lymington → Isle of Wight/ Yarmouth → Brightstone

続きを読む

ワイト島(4)

Totlandの海を見に行きました。

かわいい食堂があったのでルイボス茶を飲みました。

£1.50 やすい。
働いていたのは15、6歳の男の子。
とても親切。

f:id:electroncitron:20180813070020j:plain

 いったんYHに戻って、日没になる午後8:40を目指してまた海へ。
YHから歩いて15分ほどなのだった。

続きを読む

ワイト島(3)

ワイト島のBrightstoneについて。

 

f:id:electroncitron:20180813072059j:plain

このビレッジはどの家も大きくてきれいで立派、パブで会った人もお金持ち風、いわゆるポッシュ、で、宿の人に聞いたら、ここに住んでいる人のほとんどが移住者で別荘としてここを所有しているとのこと。
ここで老後をのんびり過ごす。
古い茅葺きの家もほとんど移住者が所有しているという。

じゃ、元々この古い村に住んでいた人はどこへ行ったのですか?と聞いたら、肩をすくめて知らないと言っていた。
村人の消えた変な村。YHの管理人のおばさんは22年前にロンドンからここに移住したそう。
ロンドン生まれだけど、5年間移住の計画を練ってここへ移った。

続きを読む